2017年 新作映画ベスト30
2017年振り返りシリーズ その5 新作映画編です。
昨年のベストはこちらから。
1位はリンクレイター『エブリバディ・ウォンツ・サム!!』でした。
EMCの『そんな夜』で引用されているのは嬉しくなってしまいました。
過去のベスト作品は以下のとおり。今年で8度目の年間ベスト。
2016年『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』
2015年『恋人たち』
2014年『ゴーン・ガール』
2013年『ゼロ・グラビティ』
2012年『アルゴ』
2011年『ブラック・スワン』
2010年『(500)日のサマー』
今年の新作鑑賞は約160本。(ほぼほぼ劇場鑑賞で、Netfix・DVDスルーが少しばかり。)その中から特に好きだった30本です。
【30位~21位】
30位 『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(瀬々敬久)
29位 『汚れたダイヤモンド』(アルチュール・アラリ)
28位 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(ケネス・ロナーガン)
26位 『ローガン・ラッキー』(スティーブン・ソダーバーグ)
25位 『わたしは、ダニエル・ブレイク』(ケン・ローチ)
24位 『キングコング: 髑髏島の巨神』(ジョーダン・ヴォート=ロバーツ)
23位 『スウィート17モンスター』(ケリー・フレモン・クレイグ)
22位 『パワーレンジャー』(ディーン・イズラライト)
21位 『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(石井裕也)
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【20位~11位】
19位 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2』(ジェームズ・ガン)
18位 『ドリーム』(セオドア・メルフィ)
17位 『ゲット・アウト』(ジョーダン・ピール)
15位 『gifted/ギフテッド』(マーク・ウェブ)
14位 『ダンケルク』(クリストファー・ノーラン)
13位 『IT/イット “それ”が見えたら、終わり』(アンディ・ムスキエティ)
11位 『ベイビー・ドライバー』(エドガー・ライト)
=
【10位~1位】
9位 『愚行録』(石川慶)
8位 『パターソン』(ジム・ジャームッシュ)
7位 『あゝ、荒野』(岸善幸)
6位 『エル ELLE』(ポール・バーホーベン)
5位 『ありがとう、トニ・エルドマン』(マーレン・アーデ)
4位 『新感染 ファイナル・エクスプレス』(ヨン・サンホ)
3位 『哭声/コクソン』(ナ・ホンジン)
2位 『お嬢さん』(パク・チャヌク)
1位 『メッセージ』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)
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【雑感など…】
2017年はヴィルヌーヴが文句なしの完全優勝。 オール・タイム・ベストになったくらいの1本です。2位以下3本の韓国映画はメーターの振り切れ方が並外れ。『It~』まではほぼほぼベスト10と同率です。
こうして並べてみると、今年はド派手な超大作ではそこまで突き刺さるものがなかったな、と。MCUなど続きものの安定感も捨てがたいけど、『新感染』『ベイビードライバー』のような新しい刺激を求めてしまっているのが現状でしょうか。
とはいっても、今年は1年間映画館に足を運んだ中でもほぼ毎週観たい作品がひっきりなしに公開されていて、個人的には豊作の年だったと感じています。
その反面で、シネコンで予告がガンガンかかるような日本映画に全くと言っていいほど食指が伸びなくなってきたのも事実。漫画実写化・ティーンムービーの予告編にはアレルギー反応が起き始めていて、もう少し数が減ってほしいなというのが本音です。
その他トップ30から漏れた次点扱いの20本(鑑賞順)を以下に。
『マリアンヌ』(ロバート・ゼメキス)
『ラビング 愛という名前のふたり』(ジェフ・ニコルズ)
『モアナと伝説の海』(ロン・クレメンツ / ジョン・マスカー )
『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』(マイウェン)
『レゴバットマン ザ・ムービー』(クリス・マッケイ)
『メットガラ ドレスをまとった美術館』(アンドリュー・ロッシ)
『20センチュリー・ウーマン』(マイク・ミルズ)
『彼女の人生は間違いじゃない』(廣木隆一)
『オクジャ Okja』(ポン・ジュノ)
『三度目の殺人』(是枝裕和)
『エイリアン:コヴェナント』(リドリー・スコット)
『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(大根仁)
『オン・ザ・ミルキー・ロード』(エミール・クストリッツァ)
『ポルト』(ゲイブ・クリンガー)
『プールサイドマン』(渡辺紘文)
『ネイキッド』(マイケル・タイデス)
『ブレードランナー 2049』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)
『セブンシスターズ』(トミー・ウィルコラ)
『パーティで女の子に話しかけるには』(ジョン・キャメロン・ミッチェル)
『否定と肯定』(ミック・ジャクソン)
【年間ワースト作】
今年は年間ワーストにしたくなるほどの作品はなかったので、該当作なしに。
ですが、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』、『トランスフォーマー/最後の騎士王』、『リングサイド・ストーリー』。この3本は正直、劇場で鑑賞していて結構しんどくなった作品でした。
ひとまず2017年はこの辺で、来年も面白い映画がたくさん観られることを!
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【2017年 新作映画ベスト30】
1位 『メッセージ』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)
2位 『お嬢さん』(パク・チャヌク)
3位 『哭声/コクソン』(ナ・ホンジン)
4位 『新感染 ファイナル・エクスプレス』(ヨン・サンホ)
5位 『ありがとう、トニ・エルドマン』(マーレン・アーデ)
6位 『エル ELLE』(ポール・バーホーベン)
7位 『あゝ、荒野』(岸善幸)
8位 『パターソン』(ジム・ジャームッシュ)
9位 『愚行録』(石川慶)
10位 『女神の見えざる手』(ジョン・マッデン)
11位 『ベイビー・ドライバー』(エドガー・ライト)
12位 『夜は短し歩けよ乙女』(湯浅政明)
13位 『IT/イット “それ”が見えたら、終わり』(アンディ・ムスキエティ)
14位 『ダンケルク』(クリストファー・ノーラン)
15位 『gifted/ギフテッド』(マーク・ウェブ)
16位 『ビジランテ』(入江悠)
17位 『ゲット・アウト』(ジョーダン・ピール)
18位 『ドリーム』(セオドア・メルフィ)
19位 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2』(ジェームズ・ガン)
20位 『最低。』(瀬々敬久)
21位 『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(石井裕也)
22位 『パワーレンジャー』(ディーン・イズラライト)
23位 『スウィート17モンスター』(ケリー・フレモン・クレイグ)
24位 『キングコング: 髑髏島の巨神』(ジョーダン・ヴォート=ロバーツ)
25位 『わたしは、ダニエル・ブレイク』(ケン・ローチ)
26位 『ローガン・ラッキー』(スティーブン・ソダーバーグ)
27位 『猿の惑星: 聖戦記』(マット・リーヴス)
28位 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(ケネス・ロナーガン)
29位 『汚れたダイヤモンド』(アルチュール・アラリ)
30位 『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(瀬々敬久)
ワースト 該当作なし