2018年 新作映画ベスト30
あけましておめでとうございます。
2018年の振り返りシリーズ。映画編です。
2017年のベスト30はこちらから。優勝はヴィルヌーブの『メッセージ』でした。
過去のベスト作品は以下のとおり。年間ベストはこれで9度目、今年の年末には10年代ベストの企画とかが各所であるのかな。
2017年『メッセージ』
2016年『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』
2015年『恋人たち』
2014年『ゴーン・ガール』
2013年『ゼロ・グラビティ』
2012年『アルゴ』
2011年『ブラック・スワン』
2010年『(500)日のサマー』
2018年の新作鑑賞は約150本。その中から特に好きだった30本です。
【30位~21位】
30位『ここは退屈迎えに来て』(廣木隆一)
29位『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(マイケル・ショウォルター)
28位『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(スティーヴン・スピルバーグ)
26位『シェイプ・オブ・ウォーター』(ギレルモ・デル・トロ)
25位『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』(デビッド・ロウリー)
24位『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』(ステファノ・ソッリマ)
22位『心と体と』(エニェディ・イルディコー)
21位『パティ・ケイク$』(ジェレミー・ジャスパー)
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【20位~11位】
20位『アンダー・ザ・シルバーレイク』(デビッド・ロバート・ミッチェル)
19位『ヘレディタリー/継承』(アリ・アスター)
14位『ラッカは静かに虐殺されている』(マシュー・ハイネマン)
13位『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(ショーン・ベイカー)
12位『顔たち、ところどころ』(アニエス・バルダ/JR)
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【10位~1位】
9位『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(リューベン・オストルンド)
7位『スリー・ビルボード』(マーティン・マクドナー)
5位『デトロイト』(キャスリン・ビグロー)
4位『犬ヶ島』(ウェス・アンダーソン)
3位『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(ヨルゴス・ランティモス)
1位『ブリグズビー・ベア』(デイブ・マッカリー)
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【雑感など…】
2018年の優勝は、登場人物とそれを取り巻く世界の温かさと優しさ、そして"なぜ人がフィクションを必要とするのか"、もっと言えば"なぜ映画を観るのか"という問題に素晴らしい回答をした『ブリグズビー・ベア』に。
2位は『オーシャンズ8』。昨今の時流を踏まえつつ、肩の力を抜いて観ることのできるエンタメ映画の最高峰。正直、ちょっと大作疲れが個人的にはあったので、これくらいの規模のカラッとしたエンタメがハマりました。
映画史に残る傑作、というのは年に何本かはあるはずで、1位と2位に選んだ2本そういった作品ではないとは思うのですが、2018年の自分の気分に合って、これからも何度も観たい作品と言うことで選びました。
『レディ・バード』『ちはやふる』が10位、11位の境界線上ではありますが、ここもほとんど大差はなくて、あくまでも現時点では『レディ・バード』の方を上にしました。
その他トップ30から漏れた次点扱いの10本(鑑賞順)を以下に。
『サファリ』(ウルリヒ・ザイドル)
『サニー/32』(白石和彌)
『ブラックパンサー』(ライアン・クーグラー)
『リメンバー・ミー』(リー・アンクリッチ)
『15時17分、パリ行き』(クリント・イーストウッド)
『マザー!』(ダーレン・アロノフスキー)
『モリのいる場所』(沖田修一)
『ウインド・リバー』(テイラー・シェリダン)
『運命は踊る』(サミュエル・マオズ)
『search/サーチ』(アニーシュ・チャガンティ)
【特別賞】
『2001年宇宙の旅』IMAX版(スタンリー・キューブリック)
また、旧作では『2001年宇宙の旅』 を劇場で観られたことが強く思い出に残っています。初めて観た時には、あまり面白さが分からなかったのですが、あらゆるSF映画の下敷きになっていることが映画を観続てくるとわかり、その意味でやはり歴史に残る作品ということを理解した気になりました。
2019年もそれなりに映画を観て、感想を書いていきたいと思う次第です。
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【2018年 新作映画ベスト30】
1位『ブリグズビー・ベア』(デイブ・マッカリー)
2位『オーシャンズ8』(ゲイリー・ロス)
3位『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(ヨルゴス・ランティモス)
4位『犬ヶ島』(ウェス・アンダーソン)
5位『デトロイト』(キャスリン・ビグロー)
6位『寝ても覚めても』(濱口竜介)
7位『スリー・ビルボード』(マーティン・マクドナー)
8位『カメラを止めるな!』(上田慎一郎)
9位『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(リューベン・オストルンド)
10位『レディ・バード』(グレタ・ガーウィグ)
11位『ちはやふる 結び』(小泉徳宏)
12位『顔たち、ところどころ』(アニエス・バルダ/JR)
13位『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(ショーン・ベイカー)
14位『ラッカは静かに虐殺されている』(マシュー・ハイネマン)
15位『判決、ふたつの希望』(ジアド・ドゥエイリ)
16位『万引き家族』(是枝裕和)
17位『きみの鳥はうたえる』(三宅唱)
18位『若おかみは小学生!』(高坂希太郎)
19位『ヘレディタリー/継承』(アリ・アスター)
20位『アンダー・ザ・シルバーレイク』(デビッド・ロバート・ミッチェル)
21位『パティ・ケイク$』(ジェレミー・ジャスパー)
22位『心と体と』(エニェディ・イルディコー)
23位『女は二度決断する』(ファティ・アキン)
24位『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』(ステファノ・ソッリマ)
25位『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』(デビッド・ロウリー)
26位『シェイプ・オブ・ウォーター』(ギレルモ・デル・トロ)
27位『娼年』(三浦大輔)
28位『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(スティーヴン・スピルバーグ)
29位『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(マイケル・ショウォルター)
30位『ここは退屈迎えに来て』(廣木隆一)
特別賞『2001年宇宙の旅』IMAX版(スタンリー・キューブリック)